めし記

主に創作物の物語に関する考察を書くブログでございます

フリップフラッパーズ第1話から読み取れる情報について

はじめに

フリップフラッパーズ第1話、ピュアインプットを視聴した後に言われる感想としてよく見られるのが

「意味がわからない」である。私もそうだったことは否定できません。

しかしながら、オープニングで後々の展開を示唆するように作っているのならば
1話でも今後作品ではどのようなテーマを取り扱っていくかという開示が為されているはず。

そのような観点より考察を行う記事です。Twitterで呟いたことに関する総括でもあります。

本文

ルビンの壺と残り時間

ルビンの壺 - Wikipedia

本作ではある事象に対して人それぞれの視点によって見え方が違うというテーマを扱っているため、
そういったものを扱うという表明の一つと取れる。

また残り時間はオープニングとエンディング(とCM)を除いたアニメ本編の残り時間を表示している。
これは現実とリンクしたメタ的なものを取り扱いますよ(7、13話)という表明とも言える。

さらに言うと、パピカとココナがよく非常に近い距離で顔を突き合わせるのもルビンの壺を意識した構図とも取れる。

ココナの解いている模擬試験問題

問題の内容から3話砂漠のピュアイリュージョンに関係するもの、つまり3話の伏線としても考えられる。

また、問題の形式が選択問題であるところから、ココナの進路選択問題をテーマに扱うとも取ることができるか。

パピカのフリップフラップ基地脱出

本編開始までパピカのパートナー選定はヒダカがやっていたと考えられる。
しかし、パピカはそれを拒否してホバーサーフを駆って基地の何らかのガラスを破って飛び出していく。

そういう点ではパピカ自身も安寧の地を捨てて冒険の旅へと出ることを選択したとも言える。

老婆にも少女にも見えるミミ

妻と義母 - Wikipedia
ルビンの壺と同様。
ミミの言う「お帰り」は帰宅に対する挨拶と、いるべきところへ帰りなさいというダブルミーニングとのこと。

オープニング

監督曰く、パピカとココナが喧嘩して仲直りするストーリーとのこと。

また、ココナ&パピカとユユ&トトのバトル、カッコいいヤヤカ、ソルトと背中合わせに座る少年、
水面に映るミミ、大量のロボット兵(とニュニュ)、アスクレピオスの神官たちなどなど、
後半の展開を示唆するために10話以降の要素が散りばめられている。

今後のバトルやココナやソルトにまつわるシリアス展開についてうっすらと予測することは可能だと思う。

ユクスキュル

ケージの中の袋に入っているユクスキュルが確認できる。
ココナは謎のペットを飼っていることがわかる。

納豆

糸で絡みついた(進路の)問題を示唆しているとも取れる。

ミレーのオフィーリア

オフィーリア (絵画) - Wikipedia
オフィーリア - Wikipedia

「オフィーリアは度重なる悲しみの末に狂い溺死する」らしいので13話でも見られるようにミミのことだろう。
この時点ではミミの情報が開示されていないので、「誰かが悲しい出来事の末に死ぬ」ぐらいしか予期できないかもしれない。

夢十夜 第七夜

夢十夜 - Wikipedia
ココナの教科書に書かれている。
ただひたすらに西へ向かう船に不安げに乗る男が最後に入水自殺するという話で、
行く末の定まらないココナの不安を示唆していると考えられる。

また、西方は死の象徴、船に乗るというところからミミにも紐づけられているかもしれない。

ヤヤカのリスト

ココナに志望校のリストを渡すことで進路先を操作しようとした、という考察があった。

イロドリ先輩

ほとんどの生徒たちが二人以上で過ごす中、独りで絵を描いているイロドリ先輩に視線を向けるココナ。
どこか特別視していたのかもしれない。

パピカと会うまで

ココナはひたすら暗い表情でいる。少なくとも現状に良い心象は抱いていないと読める。

甘い雪のピュアイリュージョン

未だにどう解釈すれば良いのかわからない……。
雪国にいると「雪が甘ければ……」とか「雪にかき氷シロップをかけて食べたら」と思いがちなので、
そんな子供の頃夢に見たような世界と見ればいいかもしれない。

ココナに反応するブーちゃん

ココナの股にある欠片に反応している。
後の変身も合わせて、少なくともこのココナという少女も何か秘密があるということがわかる。

ココナの連絡先

familyのカテゴリにはおばあちゃんしかいない。
ここでココナは家族がおばあちゃんしかいないことが示唆される。

ココナの雪だるまなど

ココナが不器用で運動音痴、よく言えばセンスが独特ということがわかる。

髑髏に見える構図

ルビンの壺などと同様に、サルバドール・ダリの絵などに見られる騙し絵。

湖の氷

最終的にパピカとココナを隔てる壁をココナの手によって破る、という示唆ともとれる。
また、このピュアイリュージョンがココナの物とするならパピカとの心理的な壁かもしれない。

ひび割れた眼鏡

ココナの今まで見ていた世界がパピカとの邂逅によって打ち砕かれたという示唆と取れる。

パピカとココナの扱いの違い。

ココナは薬品によって眠らされるが、パピカはネット銃で捕らえられる。
本来、二人ともネットで捕らえればいいはずなので、この扱いの差も示唆的である。

しかしどちらが丁重に扱われているかというのはあまりわかりにくいかも。

花言葉

本作では花がことさら饒舌に場面の意図を語るが、それについてはこちらのブログが詳しい。
omottsura.blog.fc2.com

小ネタ

様々な美術などの元ネタについてはこちらが詳しい。
matomame.jp

まとめ

以上のことから第一話で読み取れる情報は、以下のようになる。

・ココナは進路について最善を見つけようとして悩んでおりそれを解決するのがテーマの一つ。
・一つの物で複数の意味を持たせるようなものを扱う。
・船に乗る女性(少女?)
・オープニングでは戦っている謎の双子の存在。
・ちょっと素行の悪く秘密のありそうな幼馴染。
・校庭で絵を一人絵を描く先輩と興味を持つココナ。
・パピカはココナがすきすき♡
・パピカとその所属組織の面々は謎の欠片を探している。
・ココナは運動もできないし、手先も器用ではない。
・ココナの親族は祖母だけ。
・パピカは自身の命に対しての認識が緩い。
・ココナの股はひかる(特殊な力がある、見つけた欠片に近しい何かがある)。
・ココナは口では「イヤ」と言っているが、実際のところは冒険を寛容する心がある。
・日常でも暗い表情を浮かべるようなココナの世界はパピカとの邂逅によって一変した。
・ココナまたはパピカを捕らえるような敵対者がいる。
・暗い色を用いるようなシリアスな話をする準備がある。

終わりに

このように多くのことを語っていると考えることも可能です。
とはいえ、私は結末までを知っているので結論ありきの考察になってしまっているかもしれない。

最近ではファンによって非公式上映会が為されました。
そんな熱量を秘めているのがフリップフラッパーズでございます。

視聴はAmazonプライムビデオか、dアニメストアがオススメ。画質が良いのはdアニメストアです。
恐らくレンタルビデオ店で見つけるのは難しいのでネットの方が確実でしょう。
www.flipflappers.com
詳細な配信情報は公式サイトをご覧ください。Amazonについては記載がありませんが、配信されています。

既に観た方も、観たことない方もこれを機会に一度観てみることオススメします。
あなたには、この世界がどう見えるでしょうか?