めし記

主に創作物の物語に関する考察を書くブログでございます

DDLCとグノーシス主義

グノーシス主義 - Wikipedia

ゼノブレイド、Doki Doki Literature Club!、ニューダンガンロンパV3ドラゴンクエストVIIドラゴンクエストX(Ver2.x)、拡張少女系トライナリー、etc...
様々な作品においてこれに近しい思想が含まれているように考えられる。

意図的に混ぜていそうなもの(ゼノシリーズやエヴァDQ7)も多くあるが、
既存の規範からの逸脱めいたテーマを突き詰めた結果近い内容となったものもあるだろう。

時に神を敵として配置し肯定的に描かれることもあれば、否定的なものとして主人公たちに打倒されたりもする。

Doki Doki Literature Club!は過酷あふれる世界で繰り返される苦痛のループを打破しようとした少女が、
世界の改変を試みるが制作者の意図に抗えなかったお話なので根底にある思想の一部は近いように考えられる。
正直なところDDLCのシナリオの大筋がもう既におぼろげなところがあるのでこの解釈はそもそも勘違いしているかもしれない。

書くきっかけ

ゼノブレイド2をクリアしたときにふとDDLCと近さを感じたので。
人間が創造した世界だけど結局は苦痛を強いる世界となったというのは近いものがあるかもしれない。

ゼノブレイドの作中世界は「ある科学者がどこからかもたらされた超常の力を利用して創造した世界」なんですね。
DQ10のマデサゴーラも少し近くて、こちらも創造神の力のおこぼれを利用して偽の世界を作ってます。

DDLCの世界は登場人物がそれに気づくという方ですがある種近いかなと。
より近いのはニューダンガンロンパV3だと思う。よくよく考えるとかなり共通しているかもしれない。

ここで言うところのグノーシス主義とは

前述のWikipediaに記載されている「反宇宙的二元論」という項目であります。
世界の創造神を悪とみなすような世界観であったり、神を騙ってなりすまさんとする者がいる作品を指しています。
過酷で非情な世界を否定するような世界観とか。

ここでの神は時に何かしらの規範であったり社会の摂理などに置換されたりする。
しかしながら善と悪の二元だけで用いられることはあまりないと思われます。

あまり「知識でもって真の世界に至れる」という部分は重視していない。

Just Monika

Monikaはある種この世界が(偽の神によって)創造されたものであるということに思い至った者です。
永遠に自分と主人公(=プレイヤー)と結ばれることがないと考えて作中の出来事へと至る訳ですね。
グノーシス主義的思想に至ったという方が近いのかも。

そもそもの偽の神に該当するのは制作者(Dan Salvato)なのかわかりませんが。

この世界が誰かに創造されたものであるという話自体は量子論的なお話や道教に繋がりそうです。
こう「誰か」という記述自体はあまり適当でないように思うけど。

おわりに

この記事を書いた意図というのはこういう観方がありますよという紹介です。
制作者がそんな意図をこの作品に秘めているかどうかはわからないのでそうかもねぐらいに考えて欲しい。

また、メタ的な作品はどうしてもこれに近いテーマを孕みがちなのかなとも思いました。

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